7〜12か月は、赤ちゃんがおすわりやハイハイを始め、世界が一気に広がる時期です。
絵本を見るだけでなく、指差ししたり触ったりと、関わり方も変わってきます。
まさに“受け身”から“能動”に変わるステージ。
この時期は「参加できる絵本」や「身近なものの名前が出てくる絵本」が特におすすめです。
パパ研ラボメントーク

所長!
赤ちゃん、自分だけでページめくりたがって、なかなか進みません!

安心しろ。
今こそ、親子で一緒に“めくるタイミング”を楽しむチャンスだ。

解析結果:この時期の赤ちゃんは、親との“協調”を通して
自己効力感を得やすくなる傾向あり。

“めくってみようか?”って声かけすると、
自分でやってみる気持ちになるんですね!

その小さな“できた!”が、
次の“やりたい”につながるんだ。
7〜12か月の子どもの発達
運動発達
この時期には
- おすわり
- ハイハイ
- ものを掴む
といった運動能力が劇的に発達します。
行動範囲が広がることで、興味の対象も一気に増えていきます。
視力もほぼ大人並になり、すべての色を識別可能になります。
言葉の理解
まだ話すことはできませんが、
- ワンワン
- ママ
- バイバイ
などの簡単な言葉は少しずつ理解し始めます。
絵本で名前を繰り返すことは、言葉の理解を助ける良い機会になります。
模倣行動
この頃になると
- 手を叩く
- バイバイする
- 指差しする
など、大人の行動を真似することが増えてきます。
この時期の絵本選びのポイント
身近なものの名前が出てくる本
この時期は語彙の基礎が作られ始めます。
例えば
- 動物
- 乗り物
- 食べ物
- 果物
など、日常生活で目にするものが描かれている絵本は特におすすめです。
子どもは「見たことのあるもの」を見つけると、強い興味を示します。
そのため、絵本の中で
「犬だね」
「車だね」
と声をかけてあげることで、言葉と対象が少しずつ結びついていきます。
繰り返しの言葉がある本
まだまだ、繰り返しのリズムを好みます。
例えば
- がたん ごとん
- ぽん ぽん
- まる まる
などのシンプルな言葉は、記憶にも残りやすく、言葉の習得の土台になります。
同じフレーズが続く絵本は、子どもが展開を予測しながら楽しめるのも魅力です。
指差しや参加ができる本
7〜12か月頃は、指差しの芽が出てくる時期です。
そのため
「どれかな?」
「○○はどこ?」
と問いかけながら読める絵本は、読み聞かせの楽しさが広がります。
子どもが絵本に触れたり指差したりすることで、
絵本との関わりがより主体的なものになります。
因果関係が学べる本(仕掛け絵本)
この時期になると、簡単な因果関係を理解し始めます。
押すと音が出る、めくると絵が変わるなど、自分の行動で何かが起こることに関心を持ちます。
仕掛け絵本には絵本作家が工夫を凝らした様々なギミックが仕込まれています。
丁寧に扱う必要はありますが、積極的に体験させると楽しいかと思います。
丈夫な作りの本
この時期の子どもは
- ページを乱暴にめくる
- 舐める・かじる
- 投げる(たまにあります)
といった行動をよくします。
そのため、まだまだボードブックの方が安心して渡せるというのが正直な感想です。
もちろん通常の紙の絵本でも楽しめますし、絵本の選択肢が広がります。
でも、ページが折れ曲がる、破れるは覚悟しておく必要があります。
私も本を汚したくないという気持ちがあり躊躇した時期がありました。
でも「絵本は教材であり消耗品だ」と割り切って、どんどん使うのがおすすめです。
実践アドバイス
名前(名詞)をたくさん発音する
この時期は、言葉を聞く経験がとても大切です。
絵本を読むときは
「リンゴだね」
「車だね」
「ワンワンだね」
と、絵を指差しながら名前を言ってあげましょう。
こうした言葉の積み重ねが、後の語彙の基礎になります。
子どもの行動を歓迎する
子どもが
- 指差しする
- ページを触る(絵を触る)
- 自分でめくろうとする
といった行動をしたら、それは絵本への興味のサインです。
途中で読むのを止めたり、同じページを何度も読んだりしても問題ありません。
何に関心を持っているのか観察して、その衝動が満たされるまで、
子どものペースに合わせて、じっくり待ってあげることが大切です。
我が家では仕掛け絵本の穴の段差に興味を持っていたので、好きなだけ触らせていました。
反応を楽しむ
7〜12か月頃になると
- 笑う
- 声を出す
- 身体を動かす
といった反応が増えてきます。
その反応こそが、読み聞かせの楽しさでもあります。
親が楽しそうに読むことも、子どもにとって大きな刺激になります。
読み聞かせの体勢
膝の上に座らせる(超推奨)
お座りが安定してくると、ついに膝の上に座らせて読み聴かせをすることができます。
ソファに座って子どもを膝の上に乗せ、子どもの背後から頭越しに絵本を覗く体勢になります。
この体勢こそが絵本の読み聴かせの最も幸せな形だと思っています。
- 親にとっては、
子どもを抱きしめ、温もりを感じ、髪の毛が顔にあたるのを楽しむ時間 - 子どもにとっては、
膝の上という一等地に座り、耳元でささやく親の声を堪能する時間
とても幸せでおすすめです。
床で一緒に読む
床で読む場合は、
- 親があぐらをかいて座り、股の間に子どもをおすわりさせる(お父さん限定?)
- 親と子どもがずりバイ姿勢で並んで寝転がる
という体勢が読みやすいと思います。
絵本は床に置かれた状態なので、子どもが自由にページを触りながら楽しめます。
膝の上で読んでいたけど、暴れ始めたので床に移動するなんていうのもありです。
おすすめ絵本リスト(7〜12か月)
【準備中】
まとめ
7〜12か月は、子どもが絵本に積極的に関わり始める時期です。
それまでの
- 見ている
- 聞いている
から
- 指差す
- 触る
- 真似する
といった、より能動的な関わりに変わっていきます。
この時期の読み聞かせで大切なのは、子どもの興味に合わせることです。
同じページを何度読んでも、途中で止まっても問題ありません。
絵本は「読むもの」であると同時に、
親子で楽しむコミュニケーションの道具でもあります。
子どもの反応を楽しみながら、絵本の時間をゆっくり広げていきましょう。
パパンダ劇場

よし、次はどこに仕掛けがあるかな〜?
このページに何かあるぞ!

そう、“ここかな?”って探して触る、
その行為自体が学びなんだ。

ほら、コレ触れるよ!
赤ちゃんも“ここにいる!”って反応してる!

その“触って発見”が、赤ちゃんの好奇心と自信を育てる。

一緒に探検する感じって、なんだか親子で秘密基地にいるみたい!

仕掛け絵本は親子での“探検”にぴったり。
今日の発見が、次の“やりたい”へつながるよ。

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