年齢に合わない?たまには「難しい絵本」を読んであげてもいい理由

絵本・読み聴かせ

ラボメントーク

パパンダ
パパンダ

ねえ所長、
絵本って“年齢に合ったもの”を読むのが正解なんだよね?

絵本パパ
絵本パパ

まあ、基本はそうだね。
無理なく楽しめるし

パパンダ
パパンダ

でもさ、この本…どう見ても難しそうだけど、
読んであげたいなってことない?

絵本パパ
絵本パパ

あるある。
正直、よくある(笑)

タンクロー
タンクロー

年齢ガイドは“最適解”であって“唯一解”ではありません

絵本パパ
絵本パパ

今日はその“寄り道”の話をしようか

はじめに

絵本選びでは「年齢に合った本を読むこと」が基本としてよく語られます。
たしかに、発達段階に合った絵本は理解しやすく、親子ともにストレスがありません。

でも、子育てをしていると、ふとこんな気持ちが湧いてきませんか?

「これ、まだ早いかな?」
「どう考えても難しいけど、読んであげたいな」

結論から言うと、たまに年齢よりレベルの高い絵本を読むことには意味があると考えています。
むしろ、うまく使えば“年齢別ガイド”に従っていては得られない刺激を与えられるはずです。


年齢別ガイドは「最適解」であって「唯一解」ではない

年齢別のおすすめ絵本は、あくまで平均的な発達段階に対する最適解です。
「その年齢の子の多くが、無理なく楽しめる」ラインを示しているにすぎません。

子どもの発達は本来とても個人差が大きいものです。

  • 言葉への感度が高い子
  • 音やリズムに強く反応する子
  • 絵や構図をじっと眺めるのが好きな子

こうした個性は、年齢だけでは測れません。
だからこそ、「ちょっと難しい絵本」を差し込む余地が生まれます。


難しい絵本がもたらす3つのメリット

① 意味が分からなくても「世界観」は伝わる

子どもは、大人が思っている以上に内容を理解しなくても楽しめる存在です。

ストーリーが追えなくても、

  • 絵の雰囲気
  • ページをめくるテンポ
  • 読み手の声のトーン

こうした要素から「なんだか面白い」「なんだか好き」という感覚を受け取っています。

これは、あとになって内容を理解できるようになったときに
「前にも読んだことがある」という心の引っかかりとして残ります。

ちなみに我が家では一度、チャイルドシートの取扱説明書を読んであげたことがあります。
内容はもちろん理解していません。でも、不思議とじっと聞いていた。
あのとき、「意味が分からなくても、声を聞く体験そのものに価値がある」と腑に落ちました。


② 「分からない」という体験そのものが学びになる

年齢に合った絵本は、基本的に「分かる」ように作られています。
一方で難しい絵本は、子どもにとって

  • よく分からない
  • 途中で置いていかれる
  • でも気になる

という状態を生みます。

これは決して悪いことではありません。
「分からないけど触れる」という経験は、好奇心の芽を育てます。

すぐ理解できるものだけを与え続けるよりも、
少し背伸びした世界を垣間見る方が、長期的には刺激になります。


③ 親の「好き」が伝わる

これはかなり重要なポイント。

難しい絵本を読むとき、親はたいていこう思っています。

「自分がこの本、好きなんだよな」

その気持ちは、子どもに伝わります。
多少理解できなくても、親が楽しそうに読んでいる本は、子どもにとって価値がある。

絵本の読み聴かせは、教育行為である前に
「親子で共有する時間」なんですよね。


もちろん、注意点もある

ここで大事なのはバランスです。

  • 難しい絵本“ばかり”読むのはおすすめしません
  • 子どもが明確に嫌がるなら無理に続けない
  • 理解させようと説明しすぎない

難しい絵本はあくまでスパイス
主食は年齢に合った絵本で十分です。

「今日は気分転換にこれも読んでみようか」
それくらいの距離感がちょうどいい。

我が家では先取りした絵本であっても
嫌がることなく楽しそうに聴いてくれているので、
積極的に取り入れています。


実際の読み方のコツ

難しい絵本を読むときは、少し読み方を変えると効果的です。

  • 全文読まなくてもいい
  • 絵を指差しながら短く言い換えてもいい
  • 子どもが反応したページだけ拾ってもいい

正しく読む必要はありません。

絵本は教材ではなく、対話のきっかけ。
ルールを守るより、関係を守る方が大切です。


絵本パパ的まとめ

年齢に合った絵本を読むことは、もちろん大切です。
でも、そこに

「ちょっと難しいけど、好きな本」

を混ぜてみると、読み聴かせの世界は少し広がります。

  • 分からなくてもいい
  • 途中で飽きてもいい
  • 何年後かに思い出してくれたら、それで十分

絵本は「今、理解させるもの」だけではなく、
将来のどこかで芽を出す種でもあります。

たまには背伸びした一冊を。
それも、立派な読み聴かせのかたちです。

パパンダ劇場

パパンダ
パパンダ

ねえ所長、今日の本さ……
正直、うちの子あんまり分かってなかったと思うんだけど

絵本パパ
絵本パパ

ほう、何を読んであげたんだ?

パパンダ
パパンダ

動物園の飼育員向けの“パンダ飼育マニュアル”

絵本パパ
絵本パパ

……それ、パンダが読む本じゃないよね?

パパンダ
パパンダ

だよね!?
“どう育てるか”を学ぶ本を、育てられる側に読ませてどうするんだって話で!
動物のイラストがいっぱいだったから絵本かと思って、つい…..

タンクロー
タンクロー

しかし数年後、“この本、前に読んだことある”と
記憶がつながる可能性はあります

パパンダ
パパンダ

その伏線が回収できる時ってさ、
将来の進路が“飼う側”になった時だけだよね!
パンダにそんな能力あると思う!?

コメント

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